有機組織の抽出物

アドレナリンは、副腎腺の髄質帯の活動源であって、合成でもつくることができます。


これは血管収縮作用を行ないますし、顔の赤斑や脈管のアザなどを目立たぬようにするのにも使われます。


全身脱毛 などを行う美容皮膚科でも、これを使った治療法がありますよね。


フォリキュリンは、妊娠した牝馬の尿を抽出して得られ、コレステロールから合成によっても得られます。


化粧品では、ふつう、安息香酸塩の形で使われます。


テストステロン、男性ホルモンは、種々の哺乳動物の睾丸から抽出されます。


またコレステロールからの合成もできます。


テストステロンは、同様に利用されているアンドロステロンよりずっとすぐれた生理学的作用をもっています。


化粧品製造に、器官の抽出物を使い出してから50年以上になります。


しかし、クリーム、乳液などに使うことを普及化したのは、ロシア人の生物学者、フィラトフの研究の結果です。


彼によれば、動物や植物の生体細胞は、その機能が低下するような状態になると細胞の新陳代謝を増し、生理学的機能を促進するビオスティミュリンという物質を分泌するそうです。


その活動様式は、なお論議の対象となっています。

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