美の基準
昔、『サヨナラ』という戦争花嫁を題材にした映画がありました。
アメリカ兵と恋に落ちた日本女性が、紆余曲折の末めでたく結婚にこぎ着けるという話だったような気がします。
その女の子が二重まぶたの手術をして、旦那にこっぴどく怒られる場面がありました。
本人としては、一重まぶたの細い目のせいでアメリカ人妻の間で引け目を感じ、むしろ旦那のためを思ってやったつもりなのに・・・
「何だ、折角のかわいい目を台なしにして」と旦那はショックを隠せません。
女優の名はいまはもう思い出せません。
もちろん話を面白くするためですが、手術直後の彼女の目は、二重のヒダがギュッと食い込み、どんぐり眼で滑稽だったのを覚えています。
一重まぶたより二重まぶたがいいというのはいつ頃、どうしてそうなったのでしょう。
全身脱毛 をしたいという気持ちはよくわかるのですが、何でもかんでも二重の方がいいという現代の風潮は少しいただけません。
江戸時代の浮世絵では、美人は、目は一重がよいとされていました。
体形も、乳房の高まりはさらしで押さえ、腰もほっそりとした柳腰。
今時のグラマーは、「鳩胸、出っ尻」と軽蔑されたものです。