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2011年06月 アーカイブ

美の基準

昔、『サヨナラ』という戦争花嫁を題材にした映画がありました。


アメリカ兵と恋に落ちた日本女性が、紆余曲折の末めでたく結婚にこぎ着けるという話だったような気がします。


その女の子が二重まぶたの手術をして、旦那にこっぴどく怒られる場面がありました。


本人としては、一重まぶたの細い目のせいでアメリカ人妻の間で引け目を感じ、むしろ旦那のためを思ってやったつもりなのに・・・


「何だ、折角のかわいい目を台なしにして」と旦那はショックを隠せません。


女優の名はいまはもう思い出せません。


もちろん話を面白くするためですが、手術直後の彼女の目は、二重のヒダがギュッと食い込み、どんぐり眼で滑稽だったのを覚えています。


一重まぶたより二重まぶたがいいというのはいつ頃、どうしてそうなったのでしょう。


全身脱毛 をしたいという気持ちはよくわかるのですが、何でもかんでも二重の方がいいという現代の風潮は少しいただけません。


江戸時代の浮世絵では、美人は、目は一重がよいとされていました。


体形も、乳房の高まりはさらしで押さえ、腰もほっそりとした柳腰。


今時のグラマーは、「鳩胸、出っ尻」と軽蔑されたものです。

二重まぶたの仕組み

「切れ長」とか「涼しい目元」という形容は、やはり一重まぶたをイメージしているのではないでしょうか。


しかしそれでも、いまは二重が好まれます。


全身脱毛 をする人と同じくらい、いえそれ以上に二重にする手術を受ける人は多いのです。


それには次のようなことが理由としてあげられます。


まず、目が大きく見えること。


そして、彫りの深い顔になります。


とりもなおさず、白人の顔に近くなります。


ここにも、わたしたちの白人コンプレックスが顔を出しているようです。


まぶたはなぜ一重や二重の違いができるのでしょうか。


まぶたには瞼板と呼ばれる支持組織があり、これにまぶたを引き上げる筋肉が付着しています。


この筋肉が表面の皮膚にまで伸びていると、目を開けたときに皮膚にヒダができて二重になります。


しかし筋肉が瞼板でとどまると、ヒダができず一重まぶたになります。


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